11/27: 09年の最終バトル
今年最後のバトルは、九州の川辺川と球磨川となった。
川辺ダム建設が中止になったことだし、
ここは1つお祝いとして下ってやろう!
と思い計画したバトルである。
金曜日朝から月曜日夜までを利用した
大盛り3泊4日で計画を立てた。
しかしその後、僕は仕事の方が山盛りになってしまい、
1人だけ遅れて入り早帰りすると宣言をした。
隊員たちのテンションも一気に下がってしまう。
「隊長がいないならワシも帰るけん!」
「俺も帰るよ。仕事に行くよ!」
などと言いだして、結局、全員が帰宅族となった。
背中に吹く秋風を感じた晩秋のシルバー転覆隊である。
金曜日、5つの会議をなんとかこなして、
息も絶え絶えANAに飛び乗った。
その日の熊本はかなりな悪天候だった。
同じ時間に飛ぶはずのJALが運休になってしまい、
江戸テツが到着できなくなってしまう。
「ANAが飛ぶのに、どういうことなんだ!」
「JALなんてつぶしてやる!」と息巻く江戸テツ。
すぐに美人スチュアーデスのほほ笑みに抑え込まれて、
「わかりました。頑張ってね。」などと
言い出す有様。まったく女に弱い後藤教授である。
江戸テツは結局、1泊2日での九州バトル参加となった。
かなりなコスト効率の悪さである。
川下り当日、
豪雨は止んでカラリと晴れたカヌー日和になった。
川辺川は水量は少なめだったものの、
水はどこまでも澄み切っている。
たくさんの小魚が泳ぎ、サギやカワセミが溢れている。
「本当にダムが中止になって良かったなぁ!」としみじみ思った。
テーブルの上で建設計画を見て議論しているだけでは
自然が持っている財産の価値はわからないものだ。
20年前に轟沈をして震えあがった球磨川出会いの瀬は、あっさりと全員がクリアした。
その後やって来た難所も、すべて全員がクリア。
あまりに順調で「全員ノー沈の川がついに、
球磨川で実現するのか!」と誰もが思い始めた2日目。
残るはただ1つ。二股の瀬だけとなった。
「僕が先に行って、写真を撮ります。」と
先陣を切って下っていったミシュランが
もんどりうって轟沈する姿が見えた。
「やった・・・・ついに1人轟沈だ!」
転覆隊最重量船が轟沈したことにより、
球磨川さまのパワーを思い知る。
弱っているように見えても強烈な腕のパワーを持つ
魁皇みたいな川である。
そしてその後、軍曹が轟沈。フランケンも沈。
さらに締めの一番で、僕も上手投げで投げられた。
完璧な轟沈であった。
川岸から一斉に歓声が沸き上がった。
「隊長が沈すると、最高に盛り上がるなぁ~~!」
などと叫んでる奴がいる。
僕は1人「くそぉぉぉぉぉーっ!」と唸りながら
冷水の中を泳いでいた。
「さぁ、もういい。東京へ帰るぞ!」

※次回のビーパル掲載は2月10日発売号。湧別川の話を書く予定。
川辺ダム建設が中止になったことだし、
ここは1つお祝いとして下ってやろう!
と思い計画したバトルである。
金曜日朝から月曜日夜までを利用した
大盛り3泊4日で計画を立てた。
しかしその後、僕は仕事の方が山盛りになってしまい、
1人だけ遅れて入り早帰りすると宣言をした。
隊員たちのテンションも一気に下がってしまう。
「隊長がいないならワシも帰るけん!」
「俺も帰るよ。仕事に行くよ!」
などと言いだして、結局、全員が帰宅族となった。
背中に吹く秋風を感じた晩秋のシルバー転覆隊である。
金曜日、5つの会議をなんとかこなして、
息も絶え絶えANAに飛び乗った。
その日の熊本はかなりな悪天候だった。
同じ時間に飛ぶはずのJALが運休になってしまい、
江戸テツが到着できなくなってしまう。
「ANAが飛ぶのに、どういうことなんだ!」
「JALなんてつぶしてやる!」と息巻く江戸テツ。
すぐに美人スチュアーデスのほほ笑みに抑え込まれて、
「わかりました。頑張ってね。」などと
言い出す有様。まったく女に弱い後藤教授である。
江戸テツは結局、1泊2日での九州バトル参加となった。
かなりなコスト効率の悪さである。
川下り当日、
豪雨は止んでカラリと晴れたカヌー日和になった。
川辺川は水量は少なめだったものの、
水はどこまでも澄み切っている。
たくさんの小魚が泳ぎ、サギやカワセミが溢れている。
「本当にダムが中止になって良かったなぁ!」としみじみ思った。
テーブルの上で建設計画を見て議論しているだけでは
自然が持っている財産の価値はわからないものだ。
20年前に轟沈をして震えあがった球磨川出会いの瀬は、あっさりと全員がクリアした。
その後やって来た難所も、すべて全員がクリア。
あまりに順調で「全員ノー沈の川がついに、
球磨川で実現するのか!」と誰もが思い始めた2日目。
残るはただ1つ。二股の瀬だけとなった。
「僕が先に行って、写真を撮ります。」と
先陣を切って下っていったミシュランが
もんどりうって轟沈する姿が見えた。
「やった・・・・ついに1人轟沈だ!」
転覆隊最重量船が轟沈したことにより、
球磨川さまのパワーを思い知る。
弱っているように見えても強烈な腕のパワーを持つ
魁皇みたいな川である。
そしてその後、軍曹が轟沈。フランケンも沈。
さらに締めの一番で、僕も上手投げで投げられた。
完璧な轟沈であった。
川岸から一斉に歓声が沸き上がった。
「隊長が沈すると、最高に盛り上がるなぁ~~!」
などと叫んでる奴がいる。
僕は1人「くそぉぉぉぉぉーっ!」と唸りながら
冷水の中を泳いでいた。
「さぁ、もういい。東京へ帰るぞ!」

※次回のビーパル掲載は2月10日発売号。湧別川の話を書く予定。